フレッシュクラリセージの香り

  • 2014.07.24 Thursday
  • 15:04


個人的に好きなエッセンシャルオイルの香りのひとつにクラリセージがあります。
少し重さを感じるビタースイートな薬草調の香りは、リラックス作用に優れ、
緊張した心身を緩めて香りならではの穏やかで深遠な世界へと解き放ちます。


クラリセージの香りの例えとして“マスカット様”と表現されることがあります。
実際、ドイツではラインワインの特徴的となるマスカット調の香り付けに、
クラリセージとエルダーフラワーを用いてその香りを模倣することがあるそうです。
精油として蒸留された香りからもマスカット様の香りを感じる場合もありますが、
やはりフレッシュなクラリセージの花が放つ香りは格別です。
まさにマスカットと表現するにふさわしい、フルーティーで爽やかな心地良い香りがします。
エッセンシャルオイルよりもさらに奥行きがあり、慎み深くも力強い、陶酔感を伴う・・・
クラリセージの植物そのものからの香りは、私が思う“美しい香り”のひとつです。


多くの一般的なエッセンシャルオイルは蒸留というプロセスを経るため、
「フレッシュな植物の香り=エッセンシャルオイル」とはなかなかいきませんが、
ドライハーブも含めどれが優れているとかではなく用途によって使い分ければよいことです。
ただ花の香りを楽しむことができるのは開花期の限られた季節になりますし、
1m以上に育つ大型のハーブですのでなかなか庭先などで見かけませんが、
ハーブ園などでは栽培されていることがありますので、
クラリセージの開花期に合わせてハーブ園に足を運んでみるのもおすすめです。
忘れがたい、素晴らしい香りですよ。


ヴィアローム国立ラプラージュホームページ

夜の訪問者は不思議な香りを残し・・・

  • 2014.07.23 Wednesday
  • 15:04
私の住んでいるところは、街灯も少なく夜は夜らしくしっかり暗くなるので、
夜は自然とゆっくり家で過ごすという生活になります。
東京にいるときはなかなかそうはいきませんが。


さて、そんな夏のはじまりのある夜、家のものが
「カブトムシの臭いがする!」と騒ぎ始めました。
カブトムシの臭い???
窓を見てみると、家の光に寄せられたのでしょう網戸のところに
ずんぐりコロンとしたメスのカブトムシがくっついていました。
網戸を開けると部屋の中に飛び込んできます。
夏の夜が暑くなり始めた頃、木を飛び立ったばかりなのでしょう、
とってもフレッシュで元気な様子でした。




このカブトムシ、窓辺で散々騒いだ末に差し出した棒切れにつかまったところ、
窓の外に差し出すと何ごともなかったかのように飛び去っていきました。
カブトムシが飛び立った窓辺には、日常生活にはない甘いような苦いような青臭いような、
腐葉土とも似て違う独特なにおいのする空気の塊が数箇所残されていました。


カブトムシは羽の付け根あたりから臭いを出し、
フェロモンによる情報交換、コミュニケーションをしているとのこと。
一年のはかない命を懸命に生きるピカピカのカブトムシは、
人間である私たちには理解できない不思議な香りを残して夏の夜の闇に消えていきました。


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HP引越しのお知らせ

  • 2014.07.19 Saturday
  • 11:35


HPのアドレスが変更になります。

新しいアドレス http://viearome-kunitachi.com

今後ともヴィアローム国立ラプラージュをよろしくお願い申し上げます。


                   ヴィアローム国立ラプラージュ


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my自然塾 東北湯めぐりの旅に

  • 2014.07.16 Wednesday
  • 16:07
宮沢賢治記念館より2013

夏の東北に行くご縁ができたため、
去年は岩手県花巻市にある鉛温泉に行き、藤三旅館の湯治部にお世話になりました。
東北の旅も湯治部も初めてでしたが、
渓流を眺めながら、よく温まりしっかりと疲れも取れる温泉でのひと時は良い思いでです。
温泉パワーを実感することができました。


今年も東北の温泉地をいくつか巡ってくることになりました。
今回は、岩手県から秋田県に抜け、大沢温泉、玉川温泉、乳頭温泉と
日本を代表する湯治場の湯めぐりをする予定でいます。
玉川温泉は、「塩酸を主成分とするpH1.05(日本で一番pHの数値が低い)の強酸性泉が
毎分9,000リットル湧出する。単一の湧出口からの湧出量としては日本一を誇る。」
様々な疾患を抱える方が多く訪れる本格的な湯治場として有名です。
去年はスケジュールの関係で行けなかったので、今年行くことができそうで楽しみです。
アルカリ泉は肌あたりも滑らかで“美人湯”として時々見かけますが、
これほどの強酸泉は初めての経験です。
胃液の値がだいたい1.0〜2.0ですので、
胃液と同じくらいの酸性となり源泉のままでは皮膚がピリピリするとのこと。
岩盤浴もぜひ体験してきたいです。


湯治は日本が世界に誇る素晴らしい自然療法です。
東北地方の豊かな自然に包まれながら、歴史ある温泉を楽しむ旅に行ってきます。
東北湯めぐりの旅については、また後日ブログでご報告したいと思います。


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