初夏の浜辺を彩る香りの花

  • 2016.05.11 Wednesday
  • 11:40

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青い海を渡る風が心地よい初夏の浜辺。

鴨川でも有名なサーフポイントの近くを歩いていると何処からともなく花の香りが・・・

香りの花の正体はトベラ。

初夏の海岸に咲く常緑樹の花で、この時期に白くてかわいらしい花を枝の先端に咲かせます。

トベラの花には、クチナシのような、ヒヤシンスにも通ずる力強フローラル調の香りがあり、

3メートルほど離れたところでも風にのって香りを感じることができます。

 

 

トベラの花の芳香成分にはエステル類の酢酸ベンジルが含まれており、

ジャスミン様の甘い香りで花の香りの中核を構成しています。

酢酸ベンジルはジャスミンやイランイランなどにも多く含まれ、

これらの花独特の昂揚感を呼ぶ濃厚でドラマテックな香りは、緊張を和らげたり

気持ちをなだめるなどのリラックス効果や抗うつ効果を持っています。

 

 

また酢酸ベンジルはシタバチ類のオスを誘引するフェロモンの一つとされ、

これらのハチを捕まえる際の罠に使われるそうです。

人間の場合フェロモンを感じとるとされるヤコブソン器はすでに退化してしまっているとのことですが、

慣例的にジャスミンやイランイランの花が婚礼に使われるというのも納得させられるものがあります。

トベラの花の開花は4・5月ですので、見かけた方はぜひ香りを楽しんでみてください。


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音楽と香り 〜ティータイムコンサート〜

  • 2015.04.16 Thursday
  • 16:56


先日フレグランスジャーナル社様にて行われた、
弦楽四重奏の音楽とともに香りを楽しむという素敵なコンサートのお話です。


ヴァイオリン2台、ヴィオラ1台、チェロ1台の構成で、
モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」やヴィヴァルディ「春」のような古典の名曲から、
サウンド・オブ・ミュージックのように広く親しまれている映画音楽、
芥川也寸志「弦楽のための三楽章〜トリプティーク〜」の現代曲もとりあげた、
まさに春の一日にふさわしいとても充実した内容のコンサートでした。
演奏の合間には、楽器や音楽の構成についてのお話や香階(音楽に音程があるように、
香りをそれにあてはめたものとイメージしてください)の紹介と、
香りも音楽も好きという私にはまさに理想のコンサートです。


香階というのは、19世紀の終りにフランスの調香家ピースが提唱したもので、
ピースは嗅感覚と聴覚の発達には類似性があると考え、
音階に様々な香りを当てはめ香階というものを作りました。
実際、音に高い低いがあるように、香りにも軽い重いなどの幅があり、単体もしくは
それらのハーモニーにより構成されています。


音楽というものは、それ自体が人の心を楽しませたり時には慰めたりと強い力を持つものですが、
それに香りが加わることでより音楽が心にすっと入ってくるように感じました。
特にバッハ「ブランデンブルグ協奏曲」では、音楽と香りが脳の中で共鳴して
穏やかな感性の世界に至る思いになりました。
芸術の醍醐味です。


かなり個人的なお話になってしまいましたが、
今回は音楽と香りという素敵なコラボレーションの体験をお届けしました。


演奏者
Violin 西村優子さん  (日本フィルハーモニー交響楽団)
Violin 大貫聖子さん  (日本フィルハーモニー交響楽団)
Viola  中溝とも子さん (日本フィルハーモニー交響楽団)
Cello  松谷明日香さん (東京ニューシティ管弦楽団)


素敵な演奏をありがとうございました。


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ホホバオイルは寒いと固まります

  • 2015.02.11 Wednesday
  • 11:31


寒いですね!
2月になると春はもうすぐという気持ちになりますが、実際は一年で一番寒い時期。
冬の疲れを感じる頃でもあります。
インフルエンザはピークを越えたようですが、みなさまもお気を付けください。


さて冬になると少々不便なことのひとつにオイルの固形化があります。
代表的なものはホホバオイル(Simmondsia sinensis)です。
ホホバオイルは酸化しにくく保存期間が長いので大変便利なのですが、
10℃以下になると固まってしまう性質があるため、
特に寒い季節は低温で固形化しておりすぐに使えないということがままあります。


本来、エッセンシャルオイルはもちろん
植物オイルにしても基本的には温度差の少ない冷暗所で保管するものですが、
この季節のいくつかのオイル類は寒いところに置いておくと固まってしまいます。
ホホバオイルのほかには、アルガンオイルやエッセンシャルオイルのローズオットーなどが当てはまります。
温かいところに置いておくと自然と液化しますが、うっかりしていると使いたいときに固まっていて
すぐに使えないという困った事態になってしまいがちです。
これらのオイルをお使いの場合は、冬の間はあまり寒くならないところに置いておくなどの
工夫をされると使いやすくなります。
温度差が気になる方は、数週間で使う分だけ小分けにしておいてもいいでしょう。


個人的にはホホバオイルが部屋の隅で固まっている様子は何ともいじらしく、
冬の風物詩的に感じていますが、いざというときに困ったことは何度かありますので、
みなさまもお気を付けくださいね。


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子宮筋腫の核出術をうけました

  • 2014.10.18 Saturday
  • 14:09
                      ( 病棟より オーシャンビューで素敵でした )



先月下旬、子宮筋腫の手術を受けました。生まれて初めての入院です。
私の場合は、子宮温存と筋腫の位置、大きさ、正確さなどを考慮し
開腹式の核出術となり、8センチほどの大きいものを1個、
3センチほどの小さいものを4個、合計5個の筋層内筋腫の摘出となりました。
多発性のため他にも小さな筋腫がいくつもあったようですが、
子宮へのダメージとのバランスを考え、そのまま残したということです。


手術前日の入院だったので直前まで仕事ができ、その勢いで入院→手術と、
あっという間に手術当日を迎えた感じでした。
自宅からも近い鴨川市にある亀田総合病院で手術をしていただきました。
病院はとてもきれいで設備も充実しており、先生や看護師の皆さんも
生き生きとされていて、痛みはともかく入院生活はそれなりに楽しく送っていたのですが、
途中から大部屋となったため人の歩く音や様々な計測機器のアラームなどで
眠れなかったことがちょっと大変でした。
術後は心配するようなトラブルもなく8日間の入院で済みました。
自宅に帰り、一気に爆睡です。


癒着防止の観点からも適度に動いていくことは大切ですが、
体が傷を治そうとしているのでしょう。
退院後2週間ほどは、とにかくよく寝ました。
術後3週間ほど経過しましたが「日にち薬」とはよく言ったもので、
幸いに子宮からの出血もなく、ゆっくりですが確実に回復していることを感じます。


開腹手術ですので下腹部に横10センチほどの傷ができてしまいましたが、
傷跡を少しでもきれいにするためにピンク色のテープを傷に対して垂直に
貼りつないでいます。
お風呂あがりには(今のところシャワーのみですが)、
ブレンドオイルでお腹の上をやさしくマッサージ、
テープの貼り換え時には傷の上にもそっと塗布しています。

植物オイル
セントジョーンズワートの浸出油 (Hypericum perforatum)    5ml
アルガンオイル (Argania spinosa)               5ml
エッセンシャルオイル 
ヘリクリサム (Helicrhysum italicum)             4滴
カモミール・ローマン (Anthemis nobilis)           6滴
ローズマリー・ベルべノン (Rosmarinus officinalis verbenon)  2滴

今回は、抗炎症、瘢痕形成作用にすぐれたもので、
ホルモン様作用のないものを選んで6%濃度にしてみました。
お腹に塗布するだけでもすっと痛みが軽くなる感覚があり、
とても心地の良いオイルです。


その様な訳でしばらくブログの更新が止まってしまいましたが、
また気が付いたことやケアの方法などお伝えしていきたいと思います。
晩婚化や少子化もあり、婦人科系の疾患は増加傾向にあるといわれています。
みなさまもどうぞお大事にされてください。


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フレッシュクラリセージの香り

  • 2014.07.24 Thursday
  • 15:04


個人的に好きなエッセンシャルオイルの香りのひとつにクラリセージがあります。
少し重さを感じるビタースイートな薬草調の香りは、リラックス作用に優れ、
緊張した心身を緩めて香りならではの穏やかで深遠な世界へと解き放ちます。


クラリセージの香りの例えとして“マスカット様”と表現されることがあります。
実際、ドイツではラインワインの特徴的となるマスカット調の香り付けに、
クラリセージとエルダーフラワーを用いてその香りを模倣することがあるそうです。
精油として蒸留された香りからもマスカット様の香りを感じる場合もありますが、
やはりフレッシュなクラリセージの花が放つ香りは格別です。
まさにマスカットと表現するにふさわしい、フルーティーで爽やかな心地良い香りがします。
エッセンシャルオイルよりもさらに奥行きがあり、慎み深くも力強い、陶酔感を伴う・・・
クラリセージの植物そのものからの香りは、私が思う“美しい香り”のひとつです。


多くの一般的なエッセンシャルオイルは蒸留というプロセスを経るため、
「フレッシュな植物の香り=エッセンシャルオイル」とはなかなかいきませんが、
ドライハーブも含めどれが優れているとかではなく用途によって使い分ければよいことです。
ただ花の香りを楽しむことができるのは開花期の限られた季節になりますし、
1m以上に育つ大型のハーブですのでなかなか庭先などで見かけませんが、
ハーブ園などでは栽培されていることがありますので、
クラリセージの開花期に合わせてハーブ園に足を運んでみるのもおすすめです。
忘れがたい、素晴らしい香りですよ。


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